「与える」ということに挑戦したかった私。
そこで、その方たちに差し入れのジュースを渡すことにしました。10個のジュースに、手書きのメッセージをつけました。
ですがいざとなると頭の中では
「こんなことしてるの私だけでは・・」「恥ずかしいかも・・」「これで本当に喜んでくれるのか・・」という声が何回も聞こえてきました。
おかげでジュースをもって散々広場を右往左往・・・・・
でも、
「このままジュースをもって帰るのか?熊本の人の役に立ちたいという気持ちはこんなものだったのか?」と自分に問いかけたときに、私は、「恥ずかしい」という気持ちを捨てました。
「このままジュースをもって帰るのか?熊本の人の役に立ちたいという気持ちはこんなものだったのか?」と自分に問いかけたときに、私は、「恥ずかしい」という気持ちを捨てました。
「与える」という一歩踏み込んだ行動をするためには、「恥ずかしい」という気持ちは捨てないといけませんでした。
そして、与えることにのみ100%の意識を向けると、自然と何も怖くなくなるのです。
すると私に、出店者の1人である明るいおじさまが、美味しいトマトやほおずきを私に勧めてくださいました。そこで私はその方から商品を購入し、
「良かったら休憩中にどうぞ」
とジュースを手渡しました。
「良かったら休憩中にどうぞ」
とジュースを手渡しました。
するとその方は、
「えっ!!!」
と雷に打たれたような様子に。そして
「ありがとうございます!!!」
と感動してくれたのです。(自分言うのもどうかと思うけれど)
「えっ!!!」
と雷に打たれたような様子に。そして
「ありがとうございます!!!」
と感動してくれたのです。(自分言うのもどうかと思うけれど)
「いえいえ・・」
と言いながら、(もはや私も感動のあまり何と答えたか覚えていない)私には感じたことのない感情が湧き出てきました。
それは、
自分が何者かわからなくなるくらい、あの恥ずかしさや葛藤が吹っ飛んでしまうくらいの喜びでした。
熊本の人のために役に立ててよかったなあとかそんな細かい思いは忘れてしまうほど、
人間として幸せになったのです。
与える喜びってこれなんだ・・と感動した瞬間でした。
さて、
私が感動していると、その方がとっさに私に名刺を差し出してくれました。
その方は、「日本料理 おく村」という料亭の料理長を務める奥村さんという方でした。
私は、「ああ、この感動のお返しに、絶対いつかこの料亭に行こう。」とその時心に決めました。
(奥村さんは、一番右端の方。)
【第2話へ続く。】
―「与える喜び」が心に沁み込む!―
第1話 ○ 「おく村」さんと出会う。
第2話 ○3か月後、再開する。←明日はこちらです!
第3話 ○Tiffanyで、出会う。
第4話 ○涙の再開。
第5話 ○そのほか、小さいあんなことやそんなこと。
第6話 ○「与える」が生み出す奇跡。
第7話 ○「もらう」と「与える」の関係性。
読んでくださってありがとうございました。
CHIHIRO
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